この後で杉の古材板を貼る予定なのでしっかりと固めた。
次に2階板の間の床嵩上げ。前から手をつけようと思っていたしごとだ。
根太を組んで床を300ミリ近く嵩上げして、構造用合板で仕上げる。
今更ながら、この長屋は軸組からして激しく歪んでいる。既存床はどこもかしこも水平ではない。
(床は全てスロープだと考えたほうがいい)
そこで今回の改修では半ば場当たり的に新規水平床を作り続けてきた。
そして遂に今回、この長屋は6つ目の床レベルを持つに至った。
(床の数を数えてみると、土間・1階板の間・1階板の間奥の床・階段、
2階板の間・2階寝室。これら全て床レベルが違う)
2階板の間・2階寝室。これら全て床レベルが違う)
「既存床」を「複雑な傾斜地盤」に見立てるならば、
一つの敷地の中に無数の新築の家を建てているような気さえしてくる。
午後、お手伝いさんを交えて2階板の間の根太組み再開。
しかし、作業はすぐさま行き詰まった。根太用の下地材が30角程度しか現場に無く、
これでは強度を保つ組み方ができない事が判明。
仕方なく、後日もう少し太い下地材を買い足す事になった。
相棒は1階の木製建具補修をこつこつ進めた。
長さ10ミリの小鋲でラワンベニヤを貼る仕事。
長さ10ミリとかなり小さな鋲なので、
ラジオペンチで1本1本挟みながらトンカチを打たなくてはならない。大変手間がかかるしごとだ。
ラジオペンチで1本1本挟みながらトンカチを打たなくてはならない。大変手間がかかるしごとだ。
夕方、僕とSEのおっさんとで1階床に貼る古材を製材。
欠けた部位を丸ノコで落として、割り付けを考えながら床に並べる。
とても有意義な一日だった。
■一級建築士
■二級建築士
■SEのおっさん 以上3名で作業
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