2016/09/19

ひとこと_12

沢山の有志の協力のもと改修作業を続けたこの長屋ですが、
大阪府主催の第一回リフォーム・リノベーションコンクールにて優秀賞を受賞しました。
http://osaka-sumai-refo.com/index.php?%EF%BE%98%EF%BE%8C%EF%BD%AB%EF%BD%B0%EF%BE%91%E3%81%AE%E4%BA%8B%E4%BE%8B3#rf0018c4

2014/09/22

ひとこと_11

2014年9月、私たちはこの長屋から立ち去ることを決意しました。
家族が一人増えることになり、早急に別の家へ引っ越さねばなりません。

約6年間、私達はこの長屋で暮らしました。
長きにわたる、私達+有志たちの手による改修工事もこれにて一旦終了です。
お手伝い頂いた皆様、本当にありがとうございました。
次の住み手が現れる限り、この「家」は必ず生き続けることでしょう。

「家」とは、幾重にも転生可能な事物だと信じてやみません。

2013/06/01

ひとごとのひとこと_9

長屋の軒先にグリーンカーテン用として毎年育てているフウセンカズラ。
昨年植えたフウセンカズラは沢山実をつけてくれたにも関わらず、
忙しさにかまけて種の収穫作業をせずにドライフラワー状態のままでずっと放置していました。

今年の3月頃だったでしょうか.
近くに住む小学生が学校の帰り道にフウセンカズラの前で立ち話をしていることがありました。
カリカリに乾燥した種の袋をつぶしながら、おしゃべりするのが日課になっていたようです。
私は室内で居ない振りをしながら、こっそり子供達の楽しいおしゃべりを毎日聞いていました。

5月になり、土の中からたくさんの新芽がでてきました。
子供達の無意識の種まき作業のおかげでしょう。
余りにもたくさんの新芽が出て来たのでわが家で必要な分だけを植え直し、
余った新芽はポットに入れて近所の方々に配ることにしました。
20個ほどのポットでしたが、1日で無事完売しました。
写真の白いアジサイは2010年5月に姉の結婚式でもらって来たものです。
この3年間葉っぱしか出なかったのですが、今年はじめて花芽がつきました。
何かいいことあるのかな。

2013/03/22

2013.03.20作業記録

松屋町長屋改修ブログです、松屋町長屋改修ブログです。実に久しぶりの更新となります。
本日は家具工事(仕事用の机と溢れる本を収納するための本棚を製作します)。
全てラワン合板t24mmで製作しました。
上の写真は製作途中の机です。近所の森之宮駅近くにホームセンターがオープンしたので、
早速そこでラワン合板t24、3×6版を2枚購入しました。
先にCADで簡単な材の切り出し図面を用意し、レジで合板の会計を済ませた後、
図面を手渡してカットも御願いしました。丸鋸で分厚い合板を自力でカットするのは大変ですが、
店頭カットなら数百円で全て綺麗に切って頂けます。そして丁寧に搬送までしてくれる。
しかも送料無料。

机の組み方ですが、天板の底に小さな鉄製アングルを6つほど入れています。
更には奥にH150mmほどの幕板を入れて剛性を高めています。
上の写真は本棚の脚です。合板をL型にビスで組んだだけ。
これを一列に並べて上に棚板を載せれば簡易本棚の完成。
合板の小口に長ビスを打っているのですが、小口打ちだと材が割れやすい。
そこで一つずつ丁寧に仮穴をあけて組みました。意外と手間がかかります。計12個ほど製作。
組み上がった材を外の路地に持ち出し、塗装作業の下準備をしているところ。
全ての部材は塗装前に電動サンダーをかけて丹念に磨いてあります。
ついでに写真右に見える扉も再塗装することにしました。
こちらにはオイルステインを塗ります。
2年前に自主施工したシナ合板仕上げの扉なのですが、
柿渋を塗っただけでしたので既に腐食しかけ。でもシナ合板の割には想像以上にタフでした。
柿渋は3〜4回重ね塗り。塗りたては赤色が強いのですが、時間が経つと黒く変色します。
完成した机と本棚(左下に見えるもの)です。朝から作業して、完成したのは夕方6時頃でした。


■1級建築士
■1級建築士  以上2名で作業

2011/09/23

ひとごとのひとこと_8

おっとり型のあさがおちゃん。
そろそろ長袖が必要かなという時期になって、ようやく思い出してくれたのかな、本来の仕事を。
この秋は、姉の出産や相棒の妹ちゃんの旅立ちなど、たのしみなことでいっぱい。

2011/08/25

2011.08.14作業記録

お盆休みに本棚を増設しました。
いつものようにホームセンターで積層合板(ラワンt18)を購入し、軽トラを借りて家へ運びました。
もう軽トラ借りはプロです!
外で積層合板に柿渋を塗って乾かしていると、
(以前床に塗ったのと同じ要領で柿渋に墨汁を混ぜて塗ってみました)
通称「アニキ」(近所の猫。たぶんメス)が板の隙間でかくれんぼをしていました。

以前の本棚もいろいろと考えて作ったつもりでしたが、
家に遊びにくるみんなから本が溢れて無理な荷重を支えていることを指摘されていました。
これで溢れる本の整頓が安心して出来ます。
そして、本棚上部の梁にヒートンを2カ所ねじ込んで麻ひもを通し、
プロジェクター投影用のスクリーンも吊るしてみました。

きのうの朝、水まきをしていたら上からふわっと落ちてきたフウセンカズラの茶色い実。
あけてみると、黒地に白のハート型のかわいらしい種が3つ、ころんと出てきました。


■1級建築士
■1級建築士  以上2名で作業

2011/08/06

ひとごとのひとこと_7

緑のカーテンは一瞬目を離したすきに2階までのぼろうとする勢いで、
週に一度は散髪をしなければもうボーボーです。風船の中には黒い種ができるそうです。
茶色に変色した物はもうできているのかな。土からはきのこが生えてきました。
父ゆずりの水のやりすぎでしょうか。
外に出て世話をしていると、知らない人がどんどん喋りかけてきます。
こんなにフウセンガズラのファンが増えるなんて。

2011/06/28

ひとごとのひとこと_6

緑のカーテンがすくすくと成長しています。
たった2週間で1m以上の高さまでツルをのばしています。
ちいさなかわいい花はフウセンカズラの花。
繊細な細いツルをくるっと巻き付けながら伸びていくのを見ていると心がいやされます。
相棒は夜の打ち水が日課になっています。

2011/06/12

2011.06.12作業記録

あいにくの雨模様。午前10時より作業開始。

まずはけんどん式の木製網戸を三つ作る作業から。
(一つは1階便所の小窓用、二つは1階居間の大窓用です)本体には15×30ミリの桧材を使用。
既設開口部を丁寧に実測し部材を手ノコで地道にカット+ステンビス組み。
組み上がった本体に網をタッカーで固定したら12角の桧材を押し縁として取り付けます。
最後にあまった網をカッターで切り取れば簡易な網戸の完成。
(桧材に柿渋を塗装しましたが思ったような濃い色にならず残念。桧は塗料がのりにくい)
作業中盤に細ビスとタッカーの歯がなくなり東急ハンズに買い出しに行くことになったり、
ビスの選択を誤って桧の小口が割れてしまったりと苦戦しました。
でもなんとか完成。まずまずの出来。

次に1階南側・北側の窓に800×1800ミリの簾を二つ取付ける作業。
軒裏の木部にヒートンを四つねじ込み麻ひもでひっかけて完成です。
脚立に乗って上を向きながらヒートンを打つだけで体はヘトヘトになります。
とにかく、上向き姿勢+頭上作業は本当に疲れます。
これはこの改修工事経験で身を以て実感したこと。

更には昨日の緑化工事の続きを行いました。
フウセンカズラを植えたプランターに西洋朝顔を3株追加して植えてみました。
成長が楽しみです。夏には青い花を咲かせてくれることでしょう。

以上の作業を終えたのが夜9時。
あっという間の一日でした。


■一級建築士
■一級建築士  以上2名で作業

2011/06/11

2011.06.11作業記録

今日は初の緑化工事です。長屋の南側、前面道路との境に細い側溝があり、
家と道路との間には30センチ程のスペースがあります。
夏に向けてそこを緑化してみようかと考えました。

具体的には大きめのプランターを並べてツル科の植物を植え、
軒裏までネットを張り緑のカーテンを作る計画です。
長屋のファサードをツルで覆ってしまおうかと。
前日までにインターネットで「フウセンカズラ」の苗を9株、
コーナンで緑色のプランター三個、土、軽石などを購入しておきました。
今日は軍手をはめ半日かけて二人で土いじりです。
ヘチマ・ゴーヤなども候補に挙がりましたが今回はフウセンカズラを試してみます。

併せて、以前からうちにあったアジサイを大きな鉢に移植しました。
このアジサイは義理姉の結婚披露宴に飾ってあったものです。
僕らにとっては大切な家族ですのでこれからの成長がとても楽しみです。
昨年は猛暑のため枯れてしまいましたが、また来年には白い花を咲かせることでしょう。

玄関戸の脇にある散水栓に繋ぐホースもコーナンで買ってきました。
これから毎朝・毎夕水をやり、夏には緑のカーテンを完成させる予定です。
ブログで成長を逐一報告していきたいと思います。
明日は引き続き緑化工事を行い、網戸製作の建具工事も行う予定でいます。


■一級建築士
■一級建築士  以上2名で作業