2009/06/28

2009.06.27作業記録



思えば解体作業からはや1年半が経過した。
肉体的にも精神的にもクタクタになる頃、毎度きまって友人が助けに来てくれた。
本当にありがたい。今日は姫路から親友が駆けつけてくれた。

朝10時頃から作業開始。営業マンと僕とで1階古材床板貼りを進める。
最後の箇所で、不陸調整が最も難しい箇所。
今日中にはこの作業を終えてしまおうと二人意気込んだ。
営業マンの奥さんは手製の見事なパンを差し入れてくれた。
たかちゃんいつもありがとう。最高に美味でした。

午後から相棒は便所の床モルタル施工。水を混ぜるだけでOKの防水モルタルをコテで塗る。
さすがは左官屋の孫、見事な仕上がり。
営業マンは腰を痛めながらも根性で作業。
夜7時過ぎ、ついに1階の床が貼り上がった。
仕上がりを見て本当に興奮した。完璧だ。
自宅に戻ってみんなで楽しく食事。あれこれ話して笑う。
夜、三人で川の字。四畳半で眠った。


■一級建築士
■二級建築士
■姫路の建材屋営業マン  以上3名で作業

2009/06/26

2009.06.26作業記録


朝9時頃から作業開始。午前中に1階古材床板貼りを少し進めた。
午後からは便所の改修に着手。
便所の隅に小さな既存手洗器があったが、こいつの排水管が古すぎて水漏れをおこしていた。
二人で丁寧に現状観察し、水漏れ箇所を丹念に探った結果、
一部の配管パーツを取り替えればなんとかなりそうな状態だ。
その後、天王寺のコーナンまで買い出しに。25φの配管パーツやゴムパッキン、
ついでにロータンクのレバー、刷毛、釘等も購入。
現場に戻り、早速排水管の取り替え作業。
水漏れはなんとか止まってくれ、綺麗に流れてくれた。これで一安心だ。

そこから僕は1階の古材床板貼りを続け、相棒は便所の既存モルタル床に。
更に二人で下地調整塗料のハイモルエマルションMを塗るしごとを行った。


■一級建築士
■二級建築士  以上2名で作業

2009/06/21

2009.06.20作業記録

朝8時半頃現場に着く。今日もかなり暑い。
先週と同じく大工しごとを開始。1階の古材床板貼りを進める。
ラジオをつけると今日も忌野清志郎。彼の声のおかげ、やる気を得る。

昼前、相棒と100円ショップに行き刷毛と塗料入れの容器等を購入。
すぐに長屋に戻り、午後から作業予定のラワン合板塗装のテストを行った。
塗料はオスモのエキストラクリアーを使う。
施工が容易な事(1回塗り)と、入手が容易なためこれを選んだ。
艶無しのクリアーだから色はそれほど変わらないだろうと思っていたけど、
塗ってみると想像以上に濡れ色(茶色)になった。

蕎麦屋で昼食。盛りそばとおろし蕎麦を食べる。

午後、お手伝いさん3名到着。みなさんにラワン合板の塗装を御願いする。
大勢来てくれたので作業はどんどん進み、
夕方には1階+2階のワラン合板全部にオスモを塗り終える事ができた。本当にありがとう。
塗装を終えると、現場の雰囲気が明らかに変化した。
僕は終止一人で床板貼りに徹する。今日も不陸調整に苦しむ。本当に手間がかかるしごとだ。
一枚貼っては二枚剥がし、二枚貼っては三枚剥がす。本当に難しい。
今回の長屋改修で大工しごとのコツを多く学んだつもりだが、この床板貼りは本当に難しい。
しかし根性でコツコツ貼り進め、残すはあと1割〜2割となった。今日はここで作業終了。
その後自宅に戻りみんなと宴会。
10代の若手漫画家の、漫画への熱意に聞き惚れながら酒を飲む。

※以下、残工事を忘備録として記す。
1.床板の塗装
2.建具の補修(室内側に細い木材枠を付けてモヘア取付)
3.各部の清掃
4.1階古材床板貼り
5.台所の腰壁にステンレス薄板を接着
6.便所の改修(床に下地調整塗料を塗ってモルタル塗り)
7.土間の立ち上り部に下地調整塗料を塗ってモルタル塗り
8.台所の棚板を作る
9.机を作る
10.机上部の棚を作る


■一級建築士
■二級建築士
■SEのおっさん
■江坂の一級建築士
■若手漫画家  以上5名で作業

2009/06/17

2009.06.17作業記録

朝8時半に現場に着く。作業前に一人体操。

作業を始めて1分、先日仕上げたはずの床の傾き具合が気になり出した。
仕方なく仕上げたはずの床板を5枚程外して噛ませモノをもう一度全部調整にする事にした。
古材はビスで留めているので外すのは容易だけど、
一度外すと噛ませモノは一からやり直しになるから大変。
でも気合いを入れて、先日の分を全部やり直す事にした。

昼前、ようやく修復完了。
これでばっちりだろうと、喜んで水平器で実測してみる。
すると、あれ???作業前と同じ歪み具合(むしろ若干ひどい歪み)。おい!!!
一枚一枚の古材が反っているからどうしてもこうなるらしい。
「かんべんしてよ!」
一人悔しがっているうちにいつの間にやらお昼。やたら腹が減ったので現場を去る。

自宅に戻って食事。今日は真夏日の様に暑い。

気を取り直して午後1時から作業再開。
そこから夕方までは、思いっきり集中して作業を続けた。
ラジオでは今日も忌野清志郎が鳴っている。
『OH! RADIO』を鼻歌に、床板を貼り続けた。


■一級建築士  以上1名で作業

2009/06/14

2009.06.14作業記録

朝、早めに目覚めるも体のあちこちが痛い。
本でも読みながら横になっていたい気分だったが、でもやっぱり作業しようと言う事で。
「書を捨てよ現場へ行こう」と。

朝9時に現場に到着。僕は終日1階の床古材板貼りに専念することに。
ほんとうに手間がかかるしごとだ。
一枚一枚水平をとりながら貼らなければならないのだけど、
薄ベニヤを1枚重ねるか、2枚重ねるか。はたまた3枚か。
古材の下に敷く噛ませものを調整するのがとても難しい。
それでも水平がとれない場合は使い終えた紙ヤスリをちぎってかませたりした。

相棒は便所の天井ラワン合板貼りに徹した。上向き作業、しんどいしごとだ。
無事に貼り終えて、便器や水洗タンクをスポンジで磨いた。
それにしても最近作業中に面白い来客が多く来る。
昨日は「あいつどうしてるんだろうね」って二人で話してたら
その3秒後に「あいつ」がひょっこり現場に現れたり、
隣家の若い兄さんが彼女と二人で住み出すらしくその挨拶に来たり。

先日は現場を通りがかった老婆が現場を見つめながら、
「ここは以前は工場だったね、こりゃずいぶん綺麗になったね」と話しかけて来た。
『改修してるんです』と話すと「すごいね」と答えた。
数分後、また現場前に現れて、
「すまんけどうちの台所や便所の床が傾いてるから直しに来てよ」と困った顔で僕に言う。
『お婆ちゃん、僕は設計やってるってさっきゆうたやん、でも直しましょうか』
あっそうと、一緒に笑った。


■一級建築士
■二級建築士  以上2名で作業

2009/06/13

2009.06.13作業記録

朝早くに目覚める。午前8時に現場に到着。しごと開始。

僕は先週の仕事の続きを早速始めた。2階床嵩上げ部の構造用合板貼り。
かなり苦戦したが、11時前にはようやく全面を貼り終えた。
相棒は1階便所の改修を始める。
まずは既存柱に貼ってあったプリント合板を撤去しようという事になり、
邪魔になる出入り口の建具を丁番ごと一旦取り外した。

昼食は二人行きつけの手打ちパスタを食べさせてくれる店にて。
午後からはお手伝いさんが二人来てくれた。いつもいつもありがとう。

相棒は午前に僕が仕上げた2階の構造用合板の床を研磨する。電動サンダーでひたすら研磨。
この作業は疲れる。木の粉を吸うし、手足も痺れる。
SEのおっさんは便所の天井下地組み。30角の野縁をビスで組んでもらう。
仕上げのラワン合板を採寸してカットしてもらう。
既存部は激しく歪んでいるから、合板は台形になる。本当に大変な作業だ。
溶接工と僕は1階床の古材貼りを始める。
既存床がかなり傾いているので薄ベニヤを無数に噛ませながら水平をとる必要がある。
古材が割れない様に、インパクトドライバーにドリルピットをセットして仮穴を丁寧にあけた上で、
更に丁寧にビス留めした。(ビスは金色で、ビス頭が小さいものを使用している)

しごとは山積みだ。


■一級建築士
■二級建築士
■SEのおっさん
■溶接工  以上4名で作業

2009/06/08

2009.06.08作業記録

朝早くに起きて、今月号のユリイカ、コールハース特集をしばし読む。
南さんの文章を読み終えて、いざ現場へ。8時30分頃から作業開始。
午前は立ち上がり部の構造用合板を貼る作業。かなり手こずった。

遅めの昼食を自宅で。軽く昼寝。

午後2時より作業再開。そこから夕方6時過ぎまでぶっ続けで作業。
既存部は激しく歪んでいるため、構造用合板を一枚一枚台形にカットしなければならない。
柱との取り合い部はかなり複雑で、少しずつ構造用合板をノミで落とさなければならない。
とても難しい。かなりの手間を取った。
夕方になると腰が少し痛みだした。体はもうクタクタ。ベニヤを担ぐのもおっくうなほど。
しかも最悪な事にトンカチで薬指も打ってしまい血豆ができた。
仕方なく、今日の作業はここまでにした。
予定通りには進まなかったが、まずまずの仕上がり。


■一級建築士  以上1名で作業

2009/06/06

2009.06.06作業記録

この日はひたすら2階の床嵩上げ部の下地根太組みに徹した。

午前10時30分頃、いたや木材さんから材の搬入。
45角の根太30メートル分と、3×6の針葉樹構造用合板5枚。
大工さんが軽トラックで持って来てくれた。支払いを済ませ材を2階に上げる。
さっそくその部材を使って、相棒と僕とで2階の根太組み開始。
薄ベニヤを噛ませながら水平に下地を組む。不陸調整が大変だ。

午後、お手伝いさんが二名来てくれた。
みんなで試行錯誤しながら引き続き根太を組む。
仕上げの構造用合板の割り付けを考えながらしっかりと組む。

なんとか頑丈な下地が組み上がりました。


■一級建築士
■二級建築士
■SEのおっさん
■溶接工  以上4名で作業