本でも読みながら横になっていたい気分だったが、でもやっぱり作業しようと言う事で。
「書を捨てよ現場へ行こう」と。
朝9時に現場に到着。僕は終日1階の床古材板貼りに専念することに。
ほんとうに手間がかかるしごとだ。
一枚一枚水平をとりながら貼らなければならないのだけど、
薄ベニヤを1枚重ねるか、2枚重ねるか。はたまた3枚か。
古材の下に敷く噛ませものを調整するのがとても難しい。
それでも水平がとれない場合は使い終えた紙ヤスリをちぎってかませたりした。
相棒は便所の天井ラワン合板貼りに徹した。上向き作業、しんどいしごとだ。
無事に貼り終えて、便器や水洗タンクをスポンジで磨いた。
昨日は「あいつどうしてるんだろうね」って二人で話してたら
その3秒後に「あいつ」がひょっこり現場に現れたり、
隣家の若い兄さんが彼女と二人で住み出すらしくその挨拶に来たり。
先日は現場を通りがかった老婆が現場を見つめながら、
「ここは以前は工場だったね、こりゃずいぶん綺麗になったね」と話しかけて来た。
『改修してるんです』と話すと「すごいね」と答えた。
数分後、また現場前に現れて、
「すまんけどうちの台所や便所の床が傾いてるから直しに来てよ」と困った顔で僕に言う。
『お婆ちゃん、僕は設計やってるってさっきゆうたやん、でも直しましょうか』
あっそうと、一緒に笑った。
■二級建築士 以上2名で作業
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