2008/06/03

ひとこと

今日で工務店作業は終わりです。本日の夕方、現場にて最後の打ち合わせを終えました。

大変お世話になりました。甘えっぱなしで随分沢山の無理も聞いて下さり、
なのに投げ出す事無く仕事を終えて下さり感無量です。
今回お世話になった工務店、名は(株)大和建設と言います。
この工務店がなければこの長屋は廃墟と化したに違いありません。
素晴らしいお仕事をされる工務店です。

さて、これより本年10月末までセルフビルドが続きます。
この仕事を無駄にしないためにも、毎週末、とことん現場に通い詰めるつもりです。
担当の現場監督にしっかりと叱咤頂いた事、自分の配慮の足りなかった部分、
計画の甘さ、忙しさを言い訳に作業を疎かにしていたこと、等、
それらを日々意識して、完成までやり抜きます。

建築は人のためにあるのではない。有史以前から建築はあるのかもしれない。
そう考えれば人のために建築が要るのではなく、建築のために人が要る。
僕がこの長屋を改修しようと思い立った根拠は、
上に書いた様などこかからやってきた緩い使命感です。
そもそもこの長屋は僕の物ではありません。僕はこの長屋を借家として借りるだけです。
しかし、もはやこの長屋は誰のものでもない、
セルフビルドを終えた時そうはっきりと言い切れるのではないかと少し期待しています。

「やらなければならない」
だからやるのです。
「やりたい」
などは二の次です。
「やらなければならないことをやりたい」
のです。

改修を続行します。

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