2008/10/07

ひとこと_3

♪柱のき〜ず〜は おととーしーの〜
童謡「せいくらべ」には実に面白い歌詞が見られます。
1年前「さくねん」ではなく、2年前「おととし」を指しているところ、
または建築物=柱に傷を刻みつける事で身体成長を計り知ろうとしているところ等が実に面白い。

築80余年の長屋を日々改修すれば、この童謡に出てくる「柱の傷」どころか梁の傷、
壁の落書き、床のシミ、実に様々な過去の事象に出会います。
改修という行為においてそれらを消去する事は容易にできるし、保存する事もまた然りですが、
では、一体全体、その何を残して何を消去すればいいのでしょうか。
全てを白く塗りつぶしたり、黒くしたり、新旧の差異自体を消してしまえばいいのでしょうか。
それとも現代の材料を持ち込んで、既存部分との差異を強調すればいいのでしょうか。
これが実に難題なのです。

この長屋には本当に沢山の「柱の傷」がありますが、
それは今や誰の者とは分からない有象無象の記憶の集積です。
誰のものかも分からないのですから、私としてはまずはこれらを観察し、
整理調整、仕分けすることから始めるしか手が無い。

ところで、人が懐かしい記憶をふと思い出す時、
人はその思い出そのものとの奇跡の再会に驚くのではなく、
その懐かしい思い出を日々思い出さず、
のんのんと暮らしてきた『この今』『この現実』に驚くのでしょう。
「懐かしさ」や「思い出」とは、視覚的なものではありません。
見えないもの=時間を含むのです。
ですから長屋の無数の「柱の傷」は、全てそのままに保存すればいいと言うわけではなく、
あえて強調、又は消滅させなければならない。
なぜなら私が今、その見えないもの=時間に気付き、
見えるもの=異物を挿入しようとしているのだから。

延々と流れる時間に襞のように組み込まれる異物撤去・挿入作業、それが望まれる改修。
天井のベニヤを貼りながら、最近はそんな事ばかりを考えています。
いまだに改修意図はまとまりません。とにかく「場当たり的な判断」の積み重ねの日々です。

2008/10/06

2008.10.06作業記録

昼間の仕事は休みをとって、終日一人で作業。ひたすら1階の天井ベニヤを貼る。
疲れのせいか、何度か脚立から落ちそうになるも大きな怪我無く無事終了。安全第一。
ようやくようやく、8割ほど貼り終えた。


■一級建築士  以上1名で作業

2008/10/05

2008.10.05作業記録

昼前から一人で作業開始。1階の天井ベニヤ貼り開始。本当に手間がかかる作業。
ベニヤを一枚一枚手ノコでカットして、紙ヤスリで端部を根気よくやすり、
微調整しながら梁間に丁寧に貼ってゆく。ベニヤは突きつけ貼りだからこれまた難しい。
現場作業って本当に根気がいる。

午後、友人が知り合いの大工さんを連れてきてくれた。雨の昼下がり。
大工さんを現場に案内して、色々と状況を説明する。
今度お手伝いして下さるとのこと。本当にありがたい。


■一級建築士
■イラストレーター
■阿倍野のとあるBarの常連兼大工

2008/10/04

2008.10.04作業記録

今日は10時半頃から一人で作業開始。1階の天井仕上げ作業。
お昼にうちに戻り、相棒とざるうどんを食べる。とてもおいしい。

午後も引き続き天井ベニヤ貼り続行。
そもそも全て大壁になるように仕上げを施せば作業は楽でしょうが、
今回は全ての部位を真壁になるよう納めます。
ここだけは妥協するわけにはいきません。

明日も引き続き同じ作業です。


■一級建築士  以上1名で作業

2008/09/28

2008.09.28作業記録

午前は一人で作業。引き続き1階の天井貼り。
台風が近づいているため外の雲行きがかなり怪しい。
午後からはまたもや友人が沢山来てくれました。
みんなには二階の残工事を御願いしました。(2階天井の野縁組み)
僕ともう一人で1階の天井貼りを続行。ラワンベニヤを今日も紙ヤスリで削りまくる。
これをやり続けると腕の筋肉がパンパンになる。

夕方、堺の父と母がまたもや食材を持ってきてくれました。
感謝の言葉もありません、本当にありがとうございます。
今日はみんなでお好み焼きをしなさい、との事でした。
帰宅後シャワーを浴びてお好み焼き宴会開始。
塾から帰ってきた相棒を交えて。

今日来てくれた太極拳を習っているOLと僕とは、実に10年振りの再会です。大学以来。
こうして再会できたのも長屋のおかげです。


■一級建築士
■滋賀の二級建築士
■イラストレーター
■太極拳使いの映像作家兼OL
■阿倍野のとあるBarの常連兼OL
■堺の父
■堺の母  以上7名で作業

2008/09/27

2008.09.27作業記録

10時頃から一人で作業開始。1階天井の下地組み作業。
野縁は35角を使っている。
既存の軸組が相変わらず激しく歪んでいるので、水平に墨を出すだけでも手間がかかる。
3×6ベニヤを担いで天井に貼るしごと、素人一人ではなかなか難しい。

夕方から相棒と一緒にコーナンへ買い出しに出かけた。二人でサイクリングを楽しむことに。
途中寄り道して夜の大阪城、深い大堀を眺めたりした。
夜に巨大なお堀を眺めると距離感がつかめず、荒い石積みがモザイクタイルのようにも見える。

コーナンに到着。長さ65ミリと90ミリの長ビス、♯40番の紙ヤスリ10枚等を購入。
コーナンには本当にお世話になっている。

用事を済ませて、さあ楽しい晩ご飯へ。今日は久しぶりに二人で外食をしようと、
天満橋にある僕が大好きな韓国料理屋へ向かうことに。
おいしい食事とおいしいビール、そして優しい店のママさん、
最後は二人、ふらふらと帰宅。


■一級建築士
■二級建築士  以上2名で作業

2008/09/23

2008.09.23作業記録


一人で作業開始。一階の天井下地入れ。正直に言って完成はまだまだ先。

一級建築士の塾から帰ってきた相棒と二人で今夜は豆乳鍋を食べる。僕ら二人の大好物。
塾のことや長屋作業のことを互いに報告し合いながら日本酒を飲む。
最近は二人とも忙しく、二人でゆっくりするのも晩御飯時ぐらいしかないのです。
その分、晩御飯は最高に楽しい時間です。


■一級建築士  以上1名で作業

2008/09/21

2008.09.21作業記録

午前中は一人で作業。一階と二階の清掃を少々。
その後は一階天井ラワンベニヤ貼りを少々。
午後からは友人達と一緒に作業。一階天井下地組みと仕上げのラワンベニヤ貼り作業を続行。

下地の野縁を入れるために墨出シしようにもろくな道具が無いため、
こつこつ小さな水平機を用いてレベルを出す。赤鉛筆で80年モノの梁にマーキング。

夜はごちそうを囲んでの宴会。おでん、鳥の唐揚げ、蛸とキュウリの酢の物、
トマト、レタスとカイワレ大根のサラダ、おにぎり等。
この沢山の食事、先週に引き続いてのことで、
堺の父と母が大雨の中にもかかわらず松屋町に運んで来てくれたものです。
本当に絶品でした。


■一級建築士
■弁天町の一級建築士
■アパレル系お姉さん
■生地デザイナー
■堺の父
■堺の母  以上6名で作業

2008.09.20作業記録

二階の押し入れ床仕上げに一日費やす。
大工さんに仕上げてもらった床と鉄製グレーチングとの取り合いに気を使ったため、
かなりの時間を要した。


■一級建築士  以上一名で作業

2008/09/16

2008.09.14作業記録

お手伝いさんが沢山来てくれた一日。みんな本当にありがとう。
今日の作業は多岐にわたりました。
一階奥の天井ベニヤ貼り、階段脇の壁下地組み、
二階の板の間床下地組み+仕上げの構造用合板貼り、二階の押し入れ床下地組み。

建築施工とは専門的知識を要する高度な技術かも知れないけれど、
今回作業を手伝ってくれている方々は建築とは関係のない仕事の人たちです。
じゃあそんな専門外のみんなとどうやって施工しているかと言うと、
「もうちょっとこっちにガツーンと」「あれ取ってーこれ運んでー」
「そこはガッツンとカチコメやー」「いや、もうちょい上で、いや!もうちょい下で!」
そんな風に作業しています。

夜の宴会は堺から運ばれてきたご飯を食べました。堺のご両親から頂いたご飯です。
筑前煮、卵焼き、レタスとトマトのサラダ、ポテトサラダ、おにぎり、鳥の唐揚げ、イカ焼き。
そしてビールやらカクテルやら焼酎やら梅酒やら。
ある人はひどく酔っぱらってソファーで寝て帰り、ある人は元気に終電で帰り、
ある人は翌朝、味噌汁を飲んで帰りました。
みんなありがとう。


■一級建築士
■弁天町の一級建築士
■アパレル系お姉さん
■姫路の建材屋営業マン
■生地デザイナー
■堺の父
■堺の母  以上7名で作業